この記事のポイント
3 年前の 2022 年 7 月に発表された「Snapdragon W5 Gen 1」「Snapdragon W5+ Gen 1」以来、ウェアラブルプラットフォーム向けプロセッサを発表していない Qualcomm。
しかしついに、新型ウェアラブルデバイス向けプロセッサ「Snapdragon W6100(コードネーム:aspena)」が登場するかもしれません。これは、海外メディア Android Authority が、“信頼できる証拠” として公開した情報ですが、その具体的な情報源は未公開です。
つまり、現状は信ぴょう性はゼロな噂程度の情報。悪しからず。
Qualcomm 製新型ウェアラブルデバイス向けプロセッサ「Snapdragon W6100(コードネーム:aspena)」は現在開発中で、社内テスト段階にあるとされています。その特徴は、これまで採用されてきた Cortex-A53 構成から大幅にアップグレードされた 1x Arm Cortex-A78 + 4x Arm Cortex-A55 構成となる点のほか、RAM コントローラが新たに LPDDR5X をサポートしている点です。
「Snapdragon W5 Gen 1」では LPDDR4 のサポートとなっていましたが、LPDDR5X をサポートする「Snapdragon W6100」は、採用される RAM もアップグレードされる可能性が大いにあります。また、具体的な内容は不明となっているものの、少なくとも「TSMC(台湾積体電路製造)」の技術規格(プロセスノード)で製造されている模様。
つまり「Snapdragon W6100」プロセッサは、Wear OS プラットフォームを大幅に進化させる可能性を秘めています。ただしあくまでもまだ社内テスト中ということで、その登場は 2026 年以降となることが濃厚。
ちなみに「Google Pixel Watch」シリーズは、初代が Samsung 製「Exynos 9110」プロセッサ採用で、第 2 世代「Google Pixel Watch 2」と第 3 世代「Google Pixel Watch 3」は共に「Snapdragon W5 Gen 1」採用です。第 4 世代となる新世代 Google Pixel スマートウォッチ「Google Pixel Watch 4」でも「Snapdragon W5 Gen 1」に留まるか、もしくはウェアラブル向けオリジナルプロセッサ「Tensor」が採用される可能性が噂されていますが、少なくともまだ「Snapdragon W6100」プロセッサではないでしょう。
Source:Android Authority
コメントを残す