この記事のポイント
- Android デバイスセキュリティ機能「ID チェック」、今後 Bluetooth デバイスと接続している場合にも本人確認認証が行われる「信頼できるデバイス」と似た「ウォッチで移動中も保護」設定も追加される可能性
- Android 版「Google Play 開発者サービス」アプリ v25.29.31 のアプリ内コードから発見された仕様
- Android デバイスと Wear OS スマートウォッチが接続されていれば、「信頼できる場所」以外の場所でも本人確認認証実行
Google Pixel デバイスを中心として、クラス 3 の生体認証(指紋認証 / 顔認証)に対応している Android デバイスには、セキュリティ機能「ID チェック」が実装されています。
Android デバイスセキュリティ機能「ID チェック」は、自宅や職場などのいわゆる「信頼できる場所」以外の場所でセキュリティ設定などの Android デバイスの機密情報を操作する場合に、クラス 3 レベルの生体認証(指紋認証 / 顔認証)による本人確認を必須とする、セキュリティ性を高めリスクを軽減する機能です。今のところ、「信頼できる場所」として住所を登録できるようになっていて、事前に設定した「信頼できる場所」以外の場所で Android デバイスの機密情報を操作する場合に発動する仕様となっています。
この「ID チェック」は、2024 年 12 月版「Pixel Drop」として展開が開始されました。もうすぐ展開 1 年です。
現在「信頼できる場所」のみを設定できる Android デバイスセキュリティ機能「ID チェック」ですが、今後もしかすると Bluetooth デバイスと接続している場合にも本人確認認証が行われる「信頼できるデバイス」と似た「ウォッチで移動中も保護」設定も追加されるかもしれません。これは、Android 版「Google Play 開発者サービス」アプリ v25.29.31 のアプリ内コードから発見された仕様で、まだテスト展開なども行われていません。つまり、まだ開発途中の機能です。
今回発見されたアプリ内コードからからは、「ウォッチで移動中も保護」を設定している場合、Android デバイスと Wear OS スマートウォッチが接続されていれば、「信頼できる場所」以外の場所でも本人確認認証が行われることが確認できます。
<string name="identity_check_setup_watch_description">With your watch connected, Identity Check automatically recognizes you while maintaining your security even when you’re not in a trusted location</string>
<string name="identity_check_setup_watch_title">Protection on the move with watch</string>
「ID チェック」の「ウォッチで移動中も保護」がいつ追加されるのか、そもそも追加自体されるのかなどは、まだ何もわかっていません。
Source:Android Authority
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